モンゴルの乗馬ツアーに向けて準備を進めていたある日、AIのクロコちゃん(Claude Code)に指摘された。
「乗馬中にスマホを持つなら、手首に巻くタイプのストラップがあった方がいいですよ」
言われてみれば確かに。落馬はしないにしても、馬上でスマホを取り出す場面は絶対ある。首からぶら下げるタイプは邪魔だし、ポケットは不安。手首ストラップ、必要だ。
そこで思い出したのが、ずっといつか使おうと思いつつ置いてある真田紐だった。
「これ、ストラップに使えませんか?」
クロコちゃんに聞いてみたら、使えるとのこと。よし、作ろう。
真田紐とは、和歌山県九度山町に伝わる平織りの組紐だ。丈夫で伸びにくく、かつては甲冑の緒や刀の下げ緒に使われていたという。真田家が九度山に蟄居していた時期に広まったとされ、町の名産品になっている。
大河ドラマ「真田丸」では、九度山に蟄居中の真田信繁(堺雅人)がこの紐を考案し、商売を始めるというエピソードが描かれていた。
そのドラマを放送中の2016年10月、友達と九度山を訪れたら売っていたので二人できゃっきゃしながら、色違いでお揃いを買った。



友達は着物の帯締めに使うと言っていた。私は髪飾りにでもできないかなと思いつつ、結局何もしないまま約10年。
作り方はシンプルだ。100均のスマホショルダーストラップホルダーを買い、付属の紐をすべて取り外す。残ったナスカンと留金と透明カードホルダーに、真田紐を通して結ぶだけ。留金を可動式にしておけば手首のサイズに合わせて調整できる。
手首に巻くタイプとしては一般的な形ではないかもしれないけれど、適当に作った割にはちゃんと出来た気がしている。

真田紐以外のパーツのコストは110円


完成したことに満足して、真田紐を一緒に買った友達に報告した。
すると返ってきたのが、以前一緒に瀬戸内海でヨットクルーズをした際、私が買ったばかりのiPhoneを海に落とした件のいじりだった。
「モンゴルの草原でなくしたら、瀬戸内海に落とすのと同じくらい見つからないよね」
草原には落とさないもん!
約10年越しに陽の目を見た真田紐、モンゴルの草原で活躍予定。
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