東京都美術館にて開かれているエゴン・シーレ展に行きました。
コロナ禍で数少ない「良くなった事」は展覧会が事前予約制で人数が制限されているために大混雑しない事でしょうか。
エゴン・シーレは私の認識では人気があるはずだし、私が行ったのは土曜日の正午前の時間ですのでコロナ前であればもっと混雑しただろうなと思うんですが…。
空いてるとまでは言わなくても人混み見に行ってるって感じではなかったのでよかったです。
エゴン・シーレは好きな画家の一人なのではりきって行きましたが、エゴン・シーレ展と言いつつエゴン・シーレ以外の画家の作品がたくさんでした。
いや、別に嫌じゃないんですけど、それだったら「エゴンシーレ」のみ全面に出すより「彼とその時代」とか付けた方が良くね?って思った次第。
エゴン・シーレの作品も代表作の片割れきてないしな…なんでだろ。
ヴァリの肖像とで揃って見たかったな。
自画像の方しか来ていなくて、実物結構思っていたより小さいです。
ドローイングも何点もあり、ドローイングでもシーレっぽさが凄い出ているので楽しかったです。
シーレの作品やっぱり好きだなぁと実感。
クリムトも好きなんだけど、クリムトはクリムトで別の意味で好きと言うか。
表現の仕方とか似てはいるのに絵の雰囲気が全然違っているのもおもしろいですね。
シーレは独特の色使いやタッチでセクシャルだったり病んでる内面を曝け出しているかのように感じられたりするけれど、振り返ってみると大して苦労してないって言うか、結構パトロン見つけるのうまいことやってるし、本人ゲスの極みだったりでなんか「若くして苦悩のままに病死した天才画家」みたいな事勝手に思い込んでたけど、妹とできてんじゃないかとか、未成年拉致って裸に剥いてモデルにした挙句に訴えられたとかのゴシップ混じりのスキャンダルとスペイン風邪で28才で亡くなってしまった事実でイメージが固められてしまってたんですね。
今回の展覧会で話題になっているリヒャルト・ゲルストルムの方がよっぽど苦悩して失意のまま…な感じなので余計にシーレは恵まれてんじゃんと思ってしまいます。
確かにゲルストルムの絵を見るとだいぶ大変なことになってんなぁと思いますしね。それに比べたらシーレの絵、まともで健康的と思っちゃうくらい。
だいたいシーレ、生きてる間にちゃんと評価されてるしな。
絵の雰囲気だけで深い闇抱えてるって思い込んでいたのは違うかも。あくまで作品は作品で本人とはまた別物と考えないとですね。
美術館のガチャガチャ
売店に行くとこんなガチャガチャが。
クリムトはわかる…師匠だし。
ミュシャは…アールヌーヴォー繋がりか…
ピカソは?
思わずchatGPT君に効いちゃったよ。
そしたら
めっちゃ考え込んだ挙句に
「裸」
って出たからめちゃめちゃ笑ってしまった。
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